“じゃんけん”それは、魔法のツールですよね。老若男女関係なく、国境を越えて知れ渡っている遊びです。じゃんけんは汎用性が高く、遊びから、何かを平等に決める時の決定ツールにもなり得ます。そんなじゃんけんを活用した遊びの1つが“王様じゃんけん”です。
私が勤める学童では、1年生女の子の間でちょっとしたブームになっています。シンプルなルールとじゃんけんという、しっかり白黒つくところもあって、ケンカも少なく、みんなが“王様”になるために頑張ってじゃんけんをします。
ちなみに、この記事を書いた日は夕方16:00頃から17:00過ぎまでひたすら王様じゃんけんをしていたので、じゃんけんで1時間以上遊ぶという貴重な経験をしましたね(笑)
それでは、ルールや遊び方についてまとめていきます。
【必要な物】
なし(ただ、台があったりしたら盛り上がるのかも?)
【できる場所】
どこでも可。スペースをあまり使わないので、室内でも遊ぶことができます。
【人数】
3人~何人でも
【準備】
始める前に、じゃんけんをして勝った順に並んでください。最初に勝った人が多さまで、あとは勝った順に並びます。

この時に、王様以外にも役職を付けると盛り上がったりします。(私は10人ぐらいと一緒にやることが多いので、役職は面倒くさいのでつけてません(笑))
⇩こんな感じですかね(^^)、王様じゃなくても、社長とか、神様とかでもいいと思います。偉そうな人を1番最初に持ってきたらいいとおもいます。子どもたちの反応を見て決めてみてもいいですね。

~ルール~
では、上の図をつかって説明していきます。
まず、5人で行うとして、じゃんけんをし、勝った順で並びます。そして、4人並んだら、ゲームスタートです。
1.まず余った一人(旅人)が農民とじゃんけんをします。

2.じゃんけんに勝ったら、兵士の前に行き、兵士とじゃんけんをします。負ければ、農民の人と入れ替わって、今度は農民にいた人が旅人となって、兵士の人とじゃんけんをします
《重要》
勝ったら次に偉い人のところへ行ってじゃんけんをします。負けたら、勝った人と交代して、勝った人は次に偉い人のところでじゃんけんをします。
3.王様とじゃんけんするときは、旅人は王様に頭を下げてお礼をしてから、じゃんけんをします。もし、お礼をしなければ、王様は「無礼者!帰れ!」と旅人を返すことができます。
4.王様が勝てば旅人は、また農民のところからじゃんけんをします。王様が負ければ、王様が旅人となり、農民のところへ行きじゃんけんをします。
つまり、勝ったら、次の偉い人にじゃんけんで勝負をすることができ、勝てば進める、負ければ、負けた人のところでまつ。こうやって、上へ上へ上り詰めていく遊びなのです。
説明が下手で申し訳ありません。
一応、他のサイトでも王様じゃんけんの説明をしているサイトがあったのでそちらも載せておきますね。
・HoiClue(ほいくる)
保育や子育てが広がる“遊び”と“学び”のプラットフォーム
https://hoiclue.jp/800001489.html
・e-子育て.comのスタッフブログ~子育て教育のヒントをお届け~
https://ameblo.jp/e-cosodate/entry-11598804214.html
この遊びを展開するときには、なかなか積極的にみんなの中に入れない子や、おとなしい子、支援員にべったりな子なども誘ってみてほしいです。鬼ごっこに比べれば、身体的なアドバンテージなど発生しません。勝ち負けは完全に“運”ですから。じゃんけんという誰でも知っている共通のツールのおかげで、ハードルも低め、一度やってみてほしい遊びですね。
ちなみに、本来はお迎えが遅くて退屈な子がいたり、ちょっとした隙間時間にやることが多かったのですが、大人数でやると、それはそれで盛り上がるので、おすすめです。最近では、王様に「防衛記録」なるものが生まれ、何回チャレンジャーを破って、王の座に君臨しているかを競っていました。競争原理を掻き立てるつもりなどなかったのですが、あくまで、ハードル低めで誰でも気軽に参加しやすい環境を作って、普段参加できない子を含め、いろんな子が参加できる配慮を大人はしていったら盛り上がると思いますよ。