~大掃除を楽しく、早く、そしてきれいに~
学童は3月が特に忙しい。というのも、春休み等の長期休暇もありながら、4月には新しい子たちが入所してくるため、その準備が必要だからです。
年間行事の作成や名簿、連絡簿等の書類関係、受け入れるための準備として、清掃、ロッカー等の名前シール貼り等もある。これを保育の合間などに並行して行わなくてはなりません。
特に今年はコロナウィルスの影響もあり、新年度準備が遅れてしまっている学童も多いと思います。
私の場合、書類関係はともかく、清掃等は子どもたちと協力して取り組んでもいいのかな?とは思います。
例えば、今年は
・ロッカー清掃
・棚掃除
・外掃除(学童周辺の掃除、草抜き)
・室内掃除(窓や窓の溝、雑巾がけ、トイレ、流し台など)
この他にもいくつか掃除場所がありますが、大体こんなものです。
これを、「ひまー!」って叫んでいる子たち、やることが見つけられなくてつまらなそうにしている子に声をかけて、一緒に掃除や片づけをしたりしました。
子どもによりますが、結構ノリノリでやってくれる子がうちの学童にはたくさんいて助かりました(笑)
ただ、お手伝いも毎回同じ人に頼んだりするのはあまりおススメできません。
学童の掃除は、利用している子どもたち1人1人の居場所であり、その居場所をきれいに掃除したりするのは、在籍している子どもたちの役目とも考えられるからです。
だから、同じ子がたくさんやり過ぎるよりも、それぞれが自分の環境を整えることを大切にしてほしいと思います。
子どもたちに掃除をしてもらいますが、アルバイト生がいれば、バイト生も交えて、掃除をしてもらった方が絶対に良いです。
アルバイト生って子どもたちからの人気、すごくないですか?
「この人と一緒に遊びたい!」
「この人と一緒にいたい!なんかやりたい!」
って、思う子が多いと思うんですよ。
だから、バイト生が率先して清掃すれば、ついてくる子どもたちも掃除を手伝ってくれたりします。そうすれば、
バイト生→単純な清掃業務も子どもと一緒で楽しくできる
子ども達→好きなバイト生と楽しく掃除したりできる
と、相互にとって利益がある状態になりやすいと思います。
注意としては、毎回ではダメです。子どもが飽きます。これは、たまにだから効果があると思うんですよ。このバランスは、経験や力量も関係してきますが、
子どもと一緒にすることの中に、まずは清掃を加えてみてください。
あとは、高学年の力は絶大です。窓掃除や室内のほうき、雑巾がけはもはやプロ級ですね。だてに義務教育を4,5年も受けているわけではないですね。もちろん個人差も大きいですが。
学童で、高学年にリーダーをしてもらい、下級生の清掃を見てもらったりすると、キレイ度が上がります。
特に、うちの学童は、日頃から当番活動や大人のお手伝いが当たり前にあるので、高学年のレベルが高いと個人的には思っています。日頃培ったものが、こういう場面で生きてくるのを見ると、とてもうれしくなります。
大人は一緒に掃除しつつ、子どもたちの清掃状況を確認しつつ、仕上げをする。みんなで、自分たちの居場所をきれいにする、素敵ですね。
もちろん、普段から、掃除させる習慣を持たせている部分も大きいですが、それを踏まえて、子ども達と楽しい掃除タイムをエンジョイできれば、現代的に言うところのウィンウィンです。(どっちも得してラッキーみたいな意味合い?)
参考になるかはやってみないとわかりませんが、ぜひ一度取り組んでみてはいかがでしょうか?