私もこの遊びの名前を知ったのは、つい最近のことです。
「ボール遊びはしたいけど、サッカーやキーベー(キックベースボール)のような激しいやつは嫌だ」という子たちのために、私が調べてやってみた遊びでした。YouTubeで外国の子たちがやっていて、
「テニスみたいだけど、道具いらないし、ボールひとつででできるし、接触プレーもほぼないから、女の子でも気軽に遊べるかな」
と、思ってやってみたのですが、低学年(3年生くらいもかな)には結構魅力ある遊びになったようです。
この天大中小(てんだいちゅうしょう)と、私の実践したものは、細かい部分でルールややり方が異なりますが、それは、子どもの実態などを踏まえた上でのことなので、実践者が目の前の子たちに合わせて、ルールを簡略化したり、逆に複雑化して難易度を上げるのも良いのかもしれません。
では、じっさいに天大中小とはどうのような遊びなのでしょうか?
~始める前に~
【必要な物】
ボール(柔らかく、バウンドするものが良い)
【できる場所】
線が引けて、2~3㎡ほどあれば、可能
【人数】
4人~
※三人で行うことも可能であるが、場所の作り方が異なる)
【準備】
まず、地面に田んぼの田の字を書き、天、大、中、小の場所を決めます。
※三人なら円形を三等分する。

引用:子どもの体力向上ホームページより
https://www.recreation.or.jp/kodomo/play/play_detail.php?p_id=00000125
上図では、バクダンゾーン(ボールを落としてはいけない場所)を設置して行う方法でやっていますが、中には、
・ゾーンを設置しない ←私の実践したもの(下図)
・ゾーンを設置して、逆にゾーンの中でバウンドさせてから返す方法
など、バリエーションはあり、時と状況、子どもたちのレベルによって変えてみるのもいいかもしれないですね。
次に、実際に遊ぶ時のルールを説明していきます。
~ルール~
天大中小のルールに関しては、先ほどの図が乗っているホームページで見た方が分かりやすいかと思います(下記URL)。
https://www.recreation.or.jp/kodomo/play/play_detail.php?p_id=00000125
上記のリンクから、天才中小のルールを確認することができますが、これから先は私の実践したものをまとめたいと思います。
私の実践した“天大中小”
【必要な物】【できる場所】【準備】に関してはほとんど同じですが、私の場合、部屋の名前を天大中小ではなく1,2,3,4と番号で示しています。
1 | 2 |
4 | 3 |
1番強い人が“1”であり、4にいる人は、ミスをしたら、次の人に変わらないといけません。基本的な違いとしては
・“天大中小”ではなく、“数字”で表記していること
・バクダンゾーンを設置していないこと
・広さは、1部屋あたりが1~1.5㎡と小さめなこと。
バクダンゾーンは設置していません。線の上など、判断の難しいところは、当事者同時のじゃんけんで決定するようにしています。広さが小さめなため、バクダンゾーンは設置していません。この広さに関しては、遊ぶ場所の限られている私の勤めている学童の環境が影響しています。スペースにゆとりがある場合は、先のホームページのように、広めにスペースを使って行うのがいいかもしれません。
~天大中小に関するホームページまとめ~
・日本レクリエーション協会 子共の体力向上ホームページ
https://www.recreation.or.jp/kodomo/play/play_detail.php?p_id=00000125
・日本スポーツ協会
https://www.japan-sports.or.jp/Portals/0/acp/shidousya_tendai.html
・天大中小
http://yonago-jc.jp/kouenasobi/12.html
・レクぽ