学童保育 支援員

支援員になって思うこと

投稿日:2020年4月21日 更新日:

私は教育者、保育者、どちらが自分に向いているか。いまだに分かりません。ただ、学童保育には、教育とは違った面白さがあります。

学校とは違った柔軟性のあるスケジュール、遊びを通した人間性の成長、集団生活を通したよりディープな生活習慣の確立などなど、学校とは違った子どもへのアプローチで、子ども達の成長を支えます。放課後という、子ども達からすれば貴重な時間を頂いて、健全育成という大義の下、支援員たちは日々、子ども達と接するのです。純粋にその「健全育成」という響きに心熱くなったというのも、私が支援員をしている1つの理由かもしれません。

ところで、「学校の先生と学童の先生って何が違うの?」と思う方がいるかもしれません。そこで、下の表に簡単にまとめてみました(*´▽`*)

これはあくまで、教員や支援員のほんの一部の情報にすぎません。また、メリット、デメリットも人によって異なる部分はあると思います。

ただ、所得に関して言えば、支援員はシビアなものです。

職業別の年収などをまとめた「給料BANK」というサイトでは、学童の先生の平均年収は245.2万円~318.6万円です。最近は、処遇改善も求める声も大きく、昔よりは改善されているようですが、日本人の平均給与額420万(平成27年度)に比べると、以前給与水準は低いです。 また、支援員は非正規雇用も多く、雇用が不安定な方も多いです。

一方、小学校の先生は 454万円~597万円 であり、倍近い額をもらっています。

経済面を考慮すると、安定して子どもと関わる仕事としては教員という選択肢が最適かもしれません。ただ、近年は教員の働き方に関する問題、モンスターペアレント等、学校現場での問題が表沙汰になってきたため、給料が高いから良い!というわけでもないようです。

ちなみに、個人的に私の印象は、

教員→「先生」という意識をもって、子ども達と広く関わる

支援員→「私」という個性を発揮して、子ども達と深く関わる

です。私も、個性を発揮して日々保育に取り組んでいます。

子どもと深く関わりたい!という方は支援員の方が向いているかもしれませんね(^^)

もちろんですが、どちらの仕事にもやりがいと需要は大いにあります。教育なんて需要が尽きることないですよね。子どもがいなくならない限り、義務教育というものはなくなりませんし、近年は共働き世帯が増加しているため、子どもの預かり手として学童保育の需要は高まり続けています。

ちなみに、私は支援員をしていますが、毎日が超絶充実しています。(最近はコロナ騒動で大変ですが)

元気な子供たちの姿に癒されることもあり、元気を分けてもらうこともあり、一緒に疲れることもあります。また、集団生活の中では様々なトラブルが発生します。

当たり前ですね。40人いれば、40世帯の家庭が存在し、40通りの生活様式が存在して、その生活様式を6年以上続けている子たちが、集団生活をするわけですから。価値観や考え方ぶつかることなんてもはや必然です。

そのトラブルの中で、子どもは様々な価値観や考えに触れながら、自分の価値観を揺さぶり、自分の世界をより多面的に再構築させていきます。このプロセスの中で、新たな価値観や考え方について触れさせる、考えさせる手助けするのが支援員の務めというものです。それが、子ども達の成長に繋がっていくのですから。

また、遊びを通して子どもは成長して大人になっていくのです。「遊び」は子どもとコミュニケーションを取る一番の武器であり、子どもが社会を学ぶ最適な場所でもあります。

楽しい遊びは、色んな子がある程度決められたルールを守ることで成り立ちます。ルールを守らない子が入れb、激しく非難し、時には追放されたりもします。遊びとは、子ども達の厳しい社会の象徴でもあります。その社会でケンカしたり、ぶつかったりして、色々な子たち揉まれることで、成長していくと私は考えています。

だから、支援員は常に「遊び」について考えなければなりません。「なぜ遊ぶのか。」「遊びを通して、この子たちにどうしてほしいか」遊びを通した支援を試みるならば、遊ぶ時にある程度意識していくことをお勧めします。

「この遊びは少人数でできるから、集団が苦手な子とやってみよう」とか「この遊びは競争ではなく協力がメインだから、他人と比べられるの苦手な子を誘ってみよう」等、遊びを意図的に展開していくことも時に必要です。

遊びは自由な行為ですから、強制するものではないですが、遊びの輪を広げたり、少しずつ集団に慣れさせることは、その子の生活に充実感や新たな発見を与えるかもしれません。特に遊びを通した支援を行う支援員は、「遊びのプロ」です!

私も遊びのプロという意識をもって業務にあたっています。これからは、少しずつ遊びも意識してみてはいかがでしょうか。

支援員って、遊ぶだけってイメージありますが、事務に、おやつ作りに、保護者対応に研修に会議に、決して暇なわけではありませんし、学校の先生方より子どもと接する時間は短いと思います。

でも、社会に必要とされ、子ども達のより良い成長を支える重要な仕事でもあります。給料はあまり良いとは言えませんが、私はこの支援員という職業に満足しています。

この記事が、支援員に興味ある人の参考になれば、嬉しい限りです。

-学童保育, 支援員

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